KOROGIの技術 材質 音板材
BAR MATERIAL
ローズウッドの森 選ばれし木々はエネルギーを蓄えながら静かに出番を待つ
常に最良の原木を、最善の方法で
世界で唯一の原木からの音板の一貫生産管理システム採用
音板に適した、出来るだけ太く真っすぐな木のみを厳選し、確かな目利きに基づいた製材を行います。
選りすぐられた音板材は、長い年月を掛けて乾燥され、最適化された製造工程を経て、音板として形作られます。
音板としての形になっても、個々のばらつきが非常に大きいため、良い楽器を作るためには、緻密なレーティング、音板同士のバランス合わせが非常に大切です。
こおろぎマリンバの音板が製品になるまで PRODUCT PROCESS
音板格付け RANKING
AAA※
超最高級ホンジュラスローズ
PF3000、PF1500、3000・1500・555・300シリーズ
最高級ホンジュラスローズ
2400・1200・850シリーズ、SE660
最高級ホンジュラスローズ
800・750・700シリーズ
高級ホンジュラスローズ
660・650・500・1000Rシリーズ
普通級ホンジュラスローズ
725R、クラベス、その他
マリンバの音板の制作は、ローズウッドの産地である中南米グアテマラでの選木から始まります。
目通りが良くてしっかり成長した木を選んで買い付けます。
輸入後、真直ぐな板が取れるよう丁寧な製材をした後、湿度が管理された専用の倉庫で数年間自然乾燥させます。
そして乾いた板から音板取り(カット)を行い、再び人工的な乾燥を行った後、成形そして専用機械による穴あけ、裏削り行います。
裏側を削ることで音の出やすくなった音板を一本一本、鳴り具合を確認しながら選り分けていきます。
グレード毎に分別された音板を商品ごとに取出し、削り方が少し変わっただけでも大きく音に影響してしまうデリケートさに配慮して慎重に調律を行います。
そして全体を塗装した後、最後に音の検査をして完了です。
「こおろぎ」がここまでこだわるには理由があります。
それはローズウッドの真価をどこよりも深く理解し、手を掛けて育てる大切さを知っているからです。
そして弊社には素材を充分に生かしきれる永年の経験と確かな製造技術があります。
音板として使用できるローズウッドの割合 GRAPH
ローズウッド以外の音板の種類 OTHER THAN ROSEWOOD
アフリカンパドゥク African Padoauk
主に教育用のマリンバの音板材として用いられるアフリカンパドゥクは、アフリカの西中央部で主に生育している、鮮やかな赤褐色の木材です。
強度が高く、かつローズウッドほどの重量がないため、加工や乾燥が行いやすく、音板材として主に中音域を使用するマリンバに適しています。
パオローズ Pao Rosa
西アフリカが主な産地となる木材で、KOROGI社では主に教育用シロフォンの音板材として利用されています。
アフリカンパドゥクより硬く、高音域帯を担当するシロフォンの音板に適していると言えます。
年々、供給価格が高騰しており、希少性が高まっています。
SK鋼焼入処理材 SK Steel Quenching Material
KOROGIグロッケンUG01、UG02に使用される材料は、『炭素工具鋼(SK鋼)』と呼ばれる、刃物や工具などに使用される材料で、焼き入れ処理を加えることによって非常に高い硬度となります。
KOROGIグロッケンの硬く重厚で鋭い、突き抜けるような響きはこの材料から生まれるのです。
ハイカーボンスティール High Carbon Steel
KG80、KG100の音板として利用されている、炭素を多く含んだ鋼材です。焼き入れを行わずとも、音板として耐えうるだけの十分な硬さを持ち、涼しげな鋭い響きを与えることができます。
超々ジュラルミン2014 Extra Super Duralumin
立奏鉄琴、ビブラフォンの素材として使われるアルミ合金です。
アルミ合金の中でも非常に高い強度と硬度を持ち、なおかつ鋼材よりもはるかに軽量なため、低音域まで広がるビブラフォンや立奏鉄琴の音板に最も適していると言えます。
KOROGIで使用される音板は、幅を広めに設計しており、力強くも繊細で柔らかな金属の響きを作り出しています。
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