お使いいただくにあたって

マリンバ・シロフォンの音板は、乾燥した状態にあればピッチが上がり、逆に湿った状態にあるとピッチが下がります。また、表面に傷や凹みがある場合もピッチが下がる原因となります。
一般的には、最初の段階で少しピッチが高めに感じられるぐらいが好ましいといえます。
湿度が60％を超えるような環境下には、長く置かないように心がけて頂くことが大切です。
また、できる限り全音域に渡って満遍なく音板に振動を与える事も大切です。
適切なお取り扱いをしていただければ、経年により木が硬化していく過程で音の成長が促進されます。
ご購入後2～3年が経過すると、木は安定した状態になりますので、その時に音を整える意味で、一度調律を考慮されることをお勧めいたします。

調律をお考えいただくタイミング

• 2～3年経過後、木が安定した時期
• ピッチがおかしいと感じられる時
• 響きが悪くなってきたと思う場合

調律に際しては音板の発送方法や価格など事前にお問合せください。

お使いいただくにあたって

マリンバ・シロフォンの音板はその音階や種類によって、それぞれ適切な硬さのマレットや打鍵の方法があります。特に、低音階部の音板は中心部が薄く非常に割れやすく、かつ1本あたりの費用も高額なため演奏時は十分にご注意ください。

交換する音板がお客様で判明している場合

音板単体でのご注文も承っております。
製品のモデル名とシリアル番号（わかれば）、ご注文する音階をお知らせください。

交換する音板がわからない場合（or 調律も併せて依頼したい場合）

一度、調律という形でお問合せください。割れがないかをその際にチェックいたします。

音板の修理について

音板が割れてしまった場合、原則としては交換になります。割れ方によっては、接着剤により補修して一時的に使用可能なケースもあります。一度割れた場所はクセになっていることが多く、いずれ同じ個所に割れが発生してしまう可能性はあります。
「大切な演奏機会直前に急に割れてしまって何とかしたい」
といった場合の応急処置としてお考え下さい。

お客様のご要望と、音板の状態とを照らし合わせてご提案いたしますので、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽に弊社までお問合せください。※コンクール直前の時期は、調律や音板交換の需要が多く非常に混み合いますので、余裕を持ってご依頼ください。

搬出入時の破損、経年劣化によるサビや木痩せなど、様々な要因によって傷んだフレームや共鳴管の修理を承っています。
修理が可能な損傷かどうか、費用や期間についてもケースによって異なりますので、一度弊社までお問合せください。

お問合せ例

• 段差から落下して側板に傷がついた
• 共鳴管をぶつけて変形してしまった
• 蝶番が錆びて曲げ伸ばしできない
• 古いマリンバのキャスターが外れてしまった
• 桁が痩せてしまい組み立ててもグラグラする

※修理の場合は原則として該当箇所を弊社（福井本社工場）までお送りいただく形になります。
恐れ入りますが、梱包資材の手配や送料はお客様にてご負担ください。

【送付先】

〒916-0144　福井県丹生郡越前町佐々生38-9-1tel.0778-34-2333
株式会社こおろぎ社 行